【仮想通貨初心者完全ガイド】ステップ④ 初心者でも失敗しない仮想通貨の買い方と選び方
「仮想通貨の口座は開設したけど、どうやって買えばいいの?」
「何を買えばいいか分からない…」
そんな悩みを感じている人も多いと思います。
ステップ③では、仮想通貨取引所の選び方と口座開設の手順を解説しました。
今回は、実際の買い方とおすすめの仮想通貨について、初心者でもスムーズに理解できるように解説します。
この記事を読めば、仮想通貨の最初の一歩を安心して踏み出せるようになりますよ。
目次
- 仮想通貨を買う前に知っておきたい基礎知識
- 日本円を入金する方法
- 初心者におすすめの仮想通貨
- 成行注文と指値注文の違いを理解しよう
- 仮想通貨の購入方法手順の流れを確認
- 積立でコツコツ仮想通貨を買う方法【ドルコスト平均法とは?】
- よくある失敗と注意点
- まとめ 仮想通貨の買い方を理解して次のステップへ
1. 仮想通貨を買う前に知っておきたい基礎知識
仮想通貨を買うとき、まず気になるのが「どれくらいのお金があれば始められるの?」という疑問ではないでしょうか。
実は仮想通貨は、1万円以下の少額からでも購入可能です。たとえば、1BTC(ビットコイン)は1,700万円以上(2025年8月時点)しますが、0.0001BTCなどのように、小数点単位での購入も可能です。
これは株式などと違って、まとまった資金がなくても始めやすいという大きな特徴です。
また、取引所によっては500円や1,000円といった金額からの購入が可能なため、無理なく自分のペースで仮想通貨を始めることができます。
※ちなみに「販売所」と「取引所」の違い(仮想通貨を“どこで”買うかという話)は、
ステップ③ はじめての仮想通貨取引所選びと口座開設のやり方
で詳しく説明しているので、そちらを先に読んでおくとより理解しやすくなります。
2. 日本円を入金する方法
仮想通貨を購入するためには、まず取引所に日本円を入金する必要があります。ここでは、GMOコインを例に、スマホから1000円を即時入金する方法を紹介します。
入金が確認されたら、その日本円で仮想通貨を購入できるようになります。
3. 初心者におすすめの仮想通貨
仮想通貨は数万種類ありますが、初心者にとっては「信頼性が高く、取引量も多い」通貨を選ぶのが安全です。まずは以下の2つに絞るのがおすすめです。
Bitcoin(ビットコイン/BTC)
世界で初めて登場した仮想通貨で、最も時価総額が大きく、認知度も高い通貨です。
ビットコインには発行上限(2100万枚)があるため、法定通貨のように無制限に発行されることがなく、インフレに強い特性があります。
その特性から「デジタルゴールド」とも呼ばれ、資産保全や価値の保存手段として広く活用されています。
Ethereum(イーサリアム/ETH)
イーサリアムは、単なる通貨ではなく、スマートコントラクト(自動実行される契約機能)を実装している点が特徴です。
この仕組みによって、NFT(デジタルアートなど)やDeFi(分散型金融)などのアプリケーションの基盤になっています。
将来的な技術進化の中心にいる通貨で、ビットコインに次ぐ人気を誇っています。
個人的におすすめしたい通貨
ここからは、初心者から一歩踏み込んで挑戦したい人向けの個人的おすすめです。
BNB(ビルドアンドビルド)
BNBは、世界最大級の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」が発行している通貨です。
取引手数料の割引や、バイナンス独自の投資サービスへの参加権として使えるなど、取引所の成長とともに実用性が広がっているのが特徴です。
バイナンス自体が世界的に拡大しているため、その成長がBNBの価値を押し上げる可能性もあるといわれています。
Solana(ソラナ/SOL)
ソラナは、高速かつ低コストでトランザクション処理ができるブロックチェーンです。
独自のプルーフ・オブ・ヒストリー(PoH)という仕組みを採用しており、数千TPS(秒間取引処理)を実現しています。これにより、NFTやDeFiなどのアプリケーションをスムーズに動かせる基盤となっており、特にスピードと手数料の面で注目を集めています。
4. 成行注文と指値注文の違いを理解しよう
成行注文(なるべく早く買いたい人向け)
現在の価格でそのまま注文
例:「今すぐ5万円分のビットコインを買いたい」と思ったとき、すぐに買える価格で自動的に購入されます。
指値注文(少しでも安く買いたい人向け)
価格を指定して、そこまで下がるのを待つ注文
例:ビットコインの現在価格が46万円だとして、「45万円まで下がったら買いたい」と設定しておくと、45万円になったときに自動で購入されます。
状況に応じて使い分けることで、より有利に取引できます。
短期で買いたいときは成行、価格にこだわりたいときは指値がおすすめです。
5. 仮想通貨の購入方法手順の流れを確認
ここまでで日本円の入金が済んだら、いよいよ仮想通貨の購入に進めます。実際に通貨を手に入れることで、投資のスタートラインに立つことができます。こちらもGMOコインを例に、スマホで先ほど入金した1000円を使った取引所形式の買い方を紹介します。
- ログインして左上のメニューを押し『取引所(現物取引)』
- 銘柄が書かれているボタンを押して『ビットコイン(BTC)』を選択
- 下にスクロールして、以下の画面に合わせて注文方法で「成行」、売買区分で「買」を選択
- 購入したい数量を入力して『確認画面』を開き『確定』ボタンを押す(例:1000円分買いたい場合 → 1000 ÷ 現在のBTC価格 = 購入数量)
ちなみに、仮想通貨を売却したい場合は、「手順3」の画面で『売』を選ぶだけでOKです。
GMOコインは手数料も安く、初心者にも使いやすい設計になっているので、取引所形式の練習に最適です。
6. 積立でコツコツ仮想通貨を買う方法【ドルコスト平均法とは?】
仮想通貨は価格の変動が大きいため、「一度に買うのはちょっと怖い…」と感じる人も多いかもしれません。そんなときはドルコスト平均法(DCA)という方法がおすすめです。
ドルコスト平均法とは、毎月や毎週など一定のペースで同じ金額を買い続ける方法です。
価格が高いときは少なく、安いときには多く買うことになるため、購入価格を平準化できる効果があります。
たとえば「毎月1万円ずつビットコインを買う」という設定をしておけば、自動で積立されていきます。長期目線でコツコツ投資したい人に向いていて、相場の上下に一喜一憂せずに済むのがメリットです。
積立投資には、GMOコインやコインチェックの積立サービスがとても便利です。銀行口座から自動引き落としされ、設定も数分で完了するため、初心者でも気軽にスタートできます。
「これから仮想通貨を始めたいけどタイミングがわからない」という人にとって、積立は無理なく始めやすい方法です。
7. よくある失敗と注意点
- 高値づかみに注意:急騰しているタイミングで飛びつくと、その後すぐに値下がりしてしまうことがあります。焦らず、価格チャートを確認してから購入を判断しましょう。
- スプレッドに注意:販売所形式での売買は、買値と売値の差(スプレッド)が大きく、短期売買には不向きです。購入時は取引形式を必ず確認するようにしましょう。
- 保管方法の検討も必要:購入後は取引所に預けたままでもOKですが、長期保有や金額が大きくなる場合は「ウォレット」で保管する方が安全です(次のステップで詳しく解説します)。
どれも初めての購入時にありがちな失敗です。事前にこれらのポイントを意識するだけでも、より安心して取引を始められますよ
8. まとめ 仮想通貨の買い方を理解して次のステップへ
これであなたも、仮想通貨デビューの一歩を踏み出せる準備は万端です。
仮想通貨の購入には、「通貨選び」「入金方法」「取引所の使い方」「注文の出し方」など、いくつかのステップがあります。
最初は不安でも、信頼性のある銘柄(ビットコイン・イーサリアム)を選び、取引所形式で購入することで、安全性とコストのバランスをとることができます。
また、一括購入が不安な人には、コインチェックなどの積立サービスを使ったドルコスト平均法もおすすめです。少額から始められ、価格変動リスクを抑えながら投資できます。
仮想通貨は買ったら終わりではありません。安全に保管することも大切です。
次のステップでは、購入した仮想通貨を安全に保管するための「ウォレット」について詳しく紹介していきます。
大切な資産を守るために、保管方法の基本をしっかり押さえておきましょう。
👉 次はこちら:ステップ⑤ 初心者向け 仮想通貨ウォレットの基本と種類・特徴