【仮想通貨初心者完全ガイド】ステップ⑦ 仮想通貨送金のやり方 初心者がつまずきやすい注意点
仮想通貨を持ち始めたばかりで、「送金ってどうやるの?」「間違えたら怖いかも…」と不安に感じていませんか?
実は、仮想通貨の送金・受け取りはとてもシンプルなしくみです。ですが、初心者がつまずきやすいポイントや注意点もあるので、事前に知っておくことがとても大切です。
この記事では、仮想通貨の基本的な送金の流れから、安全に受け取る方法、よくある失敗例まで、丁寧に解説していきます。これを読めば、「失敗せずに安心して送れる・受け取れる」ようになりますよ!
目次
- 仮想通貨の送金と受け取りはどうやるの?
- 仮想通貨の送金手順をわかりやすく解説
- 初心者が失敗しやすい送金ミスとその対策
- 送金に適した仮想通貨とネットワーク
- 海外への送金や個人間のやり取りに使うケース
- まとめ 仮想通貨の送金・受け取りを理解して次のステップへ
1. 仮想通貨の送金と受け取りはどうやるの?
仮想通貨の送金は、通貨を送りたい相手の「アドレス」を指定するだけの、シンプルな方法です。
一方、仮想通貨を受け取るには、自分のウォレットや取引所で「受取用アドレス」を表示し、相手に伝えればOKです。
この「アドレス」とは、口座番号のようなもの。英数字の長い文字列で、一人ひとり異なります。
例:0x8d…4fB0
ブロックチェーン技術により、世界中どこへでも即座に送金できるのが仮想通貨の強みです。
2. 仮想通貨の送金手順をわかりやすく解説
以下は、取引所やウォレットから仮想通貨を送金する基本的な流れです。
- 送金先のウォレットアドレスをコピー
- 自分の取引所やウォレットで「出金」または「送金」を選ぶ
- 送りたい仮想通貨と金額を入力
- 送金先のアドレスをペースト
- ネットワーク(ブロックチェーン)を選択(例:Ethereum、XRPなど)
- 二段階認証やSMS認証で確認
- 送金実行 → 数分〜数十分で完了
取引所によって画面の見た目は異なりますが、流れはどこもほぼ共通です。
3. 初心者が失敗しやすい送金ミスとその対策
一見シンプルに見える仮想通貨の送金ですが、細かな確認を怠ると資金を失ってしまうリスクもあります。特に初心者がつまずきやすいポイントとその対策を、下の図で一目で確認しておきましょう。
アドレスの入力ミス
手入力は絶対NGです。必ず「コピー&ペースト」で入力し、先頭と末尾の数文字を照合して、正しく貼り付けられているかを確認しましょう。アドレスを間違えると、送った仮想通貨は戻ってきません。
ネットワークの選択ミス
USDTなどの通貨は、Ethereum(ERC-20)やTron(TRC-20)など複数のネットワークで発行されています。送金元と送金先が同じネットワークになっているか必ず確認しましょう。ネットワークが一致していないと、通貨が消えてしまうこともあります。
メモやタグの入力忘れ(XRP・XLMなど)
リップル(XRP)やステラ(XLM)を取引所に送る際には、「メモ」や「タグ」と呼ばれる番号(宛先の口座内で個人を識別するための番号)を一緒に入力する必要があります。これは「誰からの送金か」を取引所側が判断するために必要な情報で、入力を忘れると正しく反映されない可能性があります。
💡まずは少額でテスト送金をする
初めての送金や不安があるときは、少額でテスト送金を行い、正しく届くことを確認してから本送金するのが安全です。面倒に感じるかもしれませんが、大きなトラブルを防ぐための大切なステップです。
4. 送金に適した仮想通貨とネットワーク
仮想通貨の種類によっては、手数料が高かったり、送金に時間がかかることもあります。だからこそ、送金に適した通貨やネットワークを選ぶことがとても大切です。
特に送金に向いてる通貨
- リップル(XRP) – 高速で手数料がほぼゼロ。金融機関の送金にも利用されている
- ステラルーメン(XLM) – XRPと似た構造で、手数料も非常に低く、送金に向いている
- USDTやUSDC(ステーブルコイン) – USDTはTron(TRC-20)なら手数料が安くて早いが、Ethereum(ERC-20)は高い
ここまで通貨ごとの特徴を紹介しましたが、手数料や送金速度、向いている用途を一覧で比較するとさらに分かりやすくなります。
通貨名 | 手数料 | 送金速度 | 向いている用途 |
---|---|---|---|
XRP | ほぼ0 | 数秒〜数分 | 海外送金、少額送金、個人間送金 |
XLM | ほぼ0 | 数秒〜数分 | 海外送金、少額送金、取引所間移動 |
USDT(ERC-20) | 高い | 数分〜1時間 | ステーブルコイン利用、取引所送金 |
USDT(TRC-20) | 低い | 数秒〜数分 | ステーブルコイン利用、低コスト送金 |
初心者が送金で失敗しないためには、XRPやXLM、TRC-20 USDTのように手数料が低く、送金速度が早い通貨を選ぶことがポイントです。特に少額や個人間の送金では、このような通貨が扱いやすくおすすめです。
5. 海外への送金や個人間のやり取りに使うケース
仮想通貨は、こんな場面で実際に使われています
- 海外に住む家族や友人への送金
- フリーランスの報酬支払い(銀行送金より手数料が安く着金も早い)
- 海外NFTマーケットでの決済
- 日本に住む個人同士のやりとり(割り勘・お礼など)
とくに銀行が使えない・手数料が高すぎるようなケースでは、仮想通貨がとても便利です。
6. まとめ 仮想通貨の送金・受け取りを理解して次のステップへ
仮想通貨の送金と受け取りは、一見むずかしそうに見えて、実はとてもシンプルな仕組みです。
ただし、送金ミスを防ぐために「アドレスの確認」や「メモ・タグの入力」など、注意すべきポイントはしっかり押さえておきましょう。
とくにリップル(XRP)など送金に適した通貨やネットワークを使えば、スピーディーで低コストなやり取りが可能になります。
送金・受け取りをマスターすれば、仮想通貨の活用の幅がぐっと広がりますよ!
次のステップでは、仮想通貨を使ったときに避けて通れない「税金」についてとりあげます。「仮想通貨で利益が出たらどうなるの?」という疑問に答えながら、初心者でもわかるように仕組みや対策をやさしく解説します!
👉 次はこちら:ステップ⑧ 仮想通貨の利益にかかる税金とは?雑所得・計算方法をわかりやすく解説(準備中)